クロレラの効能と副作用

ビタミン、ミネラル等の栄養を豊富に含み、便秘などの様々な症状を回復させ健康を促進させる健康食品クロレラについて簡単にまとめて説明しているサイトです。


スポンサードリンク

クロレラって何?

クロレラとは淡水産単細胞緑藻類のプランクトンの事であり、
20億年以上前から生息している真核生物の一種で
約24時間で4分裂という驚異的な速さで細胞分裂によって増殖する。
緑色球形の単細胞生物であり、直径はおよそ3〜8ミクロン(※)
(※1ミクロン=0.001ミリ)
他の植物の何十倍もの光合成能力と繁殖能力があり、
それに加えてクロレラが誕生したと言われる約20億年前から
頑強な細胞壁に守られつつ現在まで絶滅する事無く生息し続けると言う
恐ろしいまでの生命力をも併せ持つ。
9種の必須アミノ酸(※)全てを含む18種に及ぶアミノ酸、
(※必須アミノ酸=生きていくのに必要十分な量を動物の体内で
合成する事ができず、栄養分として摂取しなければならない種類のアミノ酸)
タンパク質や各種ビタミン・ミネラルを多く含有しており、
人類の食糧難を解決する『夢の未来食』として期待され、
日本では1951年から研究が進められている。
ちなみにクロレラとは、ギリシャ語のクロロス(=緑色の)と、
ラテン語のエラ(=小さいもの)から由来されている。


クロレラの効能

医薬品ではなく、健康食品である為
万人に対して確実にこういった効能があるとまでは断言できないが、
クロレラを摂取した方の体験談を元に
以下の効能があるのではないかと推測される。


■循環器系■
高血圧、低血圧、貧血、心臓病、脳卒中、低血糖
コレステロールの酸化防止
高過ぎるコレステロールへの対処(コレステロールを下げる)
善玉コレステロールを増やす
コレステロール値を下げる事による健康的なダイエット効果


■消化器系■
便秘
腸内の(ビフィズス菌などの)善玉菌を増やし消化を助ける
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸炎


■神経系■
ストレス性潰瘍


■免疫系■
白血球を増やし免疫力を高める


■生殖器系■
月経不順、月経前症候群


■内分泌系■
糖尿病


■泌尿器系■
腎臓の働きを高める


■呼吸器系■
喘息の発作を減らす


■癌■
白血球を増加させることによる予防効果
癌の放射線治療の副作用から体を守る
抗腫瘍作用による予防効果
肝臓癌・乳癌・皮膚癌などの予防


■その他■
肩こり、免疫活性による風邪などの予防、神経痛、二日酔い、脳軟化症、
冷え症、水虫、口臭予防、抗酸化作用、
活性酸素の除去とそれに伴う肌などを始めとする老化の防止、
滋養強壮、解毒作用など


クロレラの栄養

ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシンなどのビタミン類、
鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル、
タンパク質、食物繊維、葉緑素(クロロフィル)などの栄養を多様に含んでいる。


特にタンパク質は体内で作る事が出来ず、
栄養学上最も大切な必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。
クロレラはカリウムやマグネシウムなどを含むアルカリ性食品でもあり、
酸性体質から病気にかかりにくい弱アルカリ性体質へと変える働きがある。


体験談の中において便秘が改善されたと言う内容が
非常に多く寄せられているようだが、
それはクロレラに含まれる食物繊維の効果なのではないかと言われている。
食物繊維には腸内に溜まった
排泄物や老廃物や人体に有害なコレステロールやミネラルなどを
体外に排出する作用があり、
クロレラには健康促進の他に下剤に頼らない自然な排泄を促進させる効果があると言える。
下剤に頼る排泄は強制的に便の排出を促す為、
腸に悪影響を与える事がある上に、
自然な排泄を行う環境を破壊していく為、
益々便秘になりやすくなると言う悪循環を生む可能性をはらんでいる。
便秘とは毒素や老廃物などを体内に蓄積した状態である為、
肌荒れや、頭痛、肩こり等の症状を誘発させるケースも考えられる。
クロレラを健康食品として日常的に摂取すると言う事は、
栄養摂取や健康促進だけでなく、
慢性的な便秘の解消や予防にも直結し、
それに伴って併発するであろう症状をも改善させ、かつ予め予防する事が出来るのであると言える。


CGFについて (クロレラ・ピレノイドサ種)

あらゆる生命体の中で、クロレラ・グロス・ファクター(以下CGFと呼称)と呼ばれる
クロレラ(ピレノイドサ種)にしか存在しない極めて希少性の高い
クロレラ独自の成長促進因子がクロレラの細胞には含まれている。
CGFには細胞を活性化させ再生と分裂を促進させる力がある。
地球上のあらゆる生命体は細胞から構成されており、
細胞の分裂と増殖によってその生命を維持している。
その為、CGFには細胞のレベルからその生命活動そのものを強化する働きがあると言える。


細胞には成長を促進させる事で若返るという作用があり、
細胞の分裂が促進され再生が早くなると、
肌にシミなどが定着する前に細胞が新しく入れ替わる為、
いつまでも若くみずみずしい肌を保つことができる。
通常人間は20歳を越えると、
成長ホルモンの分泌と細胞の分裂率が低下し所謂『老い』が進行する。
しかしながら、クロレラを摂取し続ける事で細胞を活性化させて
細胞の分裂を促進させることにより細胞レベルから若返る事ができるのである。


但し、クロレラの種類とその培養方法によって
その若返りの成分とも言えるCGFの含有量が全く異なると言う事にも留意しておきたい。
種類においては『ピレノイドサ種』にしかCGFは存在せず、
その培養方法においても、
太陽のエネルギーをたっぷりと受けた屋外培養もののクロレラ
タンク培養されるものとは比べ物にならない程のCGFを含有している。
タンク培養の場合、屋外培養に比して低コストで大量生産ができるという反面、
光合成を行う事ができず品質と言う面において大きく劣ると言われている。
サプリメントなどのクロレラ製品を購入する際には
品質や特に培養方法などには十分注意し、
粗悪な品を掴まないように気をつけるよう心掛けたい。


CVEについて (クロレラ・ブルガリス種)

CGFを多く含有するクロレラ製品(ピレノイドサ種)において
様々な症状が回復したなどという体験談は多く寄せられている反面
CGFの効果を示す文献が1975年以降確認できず、
科学的な根拠に欠けると言う説も存在している。
一方でCVE(ブルガリス種)と呼ばれるものの効果に関する文献は
1975年以降も多数存在しており、
科学的な根拠という点においてCGFよりもCVEを含んだ種類のクロレラの方が
健康面において効果があるのではないかという意見も存在している。


CVEとはクロレラ・ブルガリス・エキスの略であり、
ブルガリス種のクロレラが特に多く含有していると言われている。
特にブルガリス種のクロレラの中でもチクゴ株と呼ばれるものは
細胞壁が薄く消化吸収率の高さにおいて他の種類のクロレラを圧倒し、
細胞周囲に生体防御機能に関与する多糖体を分泌するという 特徴を持つ。
現在、日本国内で培養されているクロレラの殆どは
クロレラの中では最も優れた品種と評されているブルガリス種である。


クロレラの副作用

■ワーファリン(ワルファリン)服用者■
ワーファリンを服用している方は、クロレラに限らず、
納豆や青汁などビタミンKを豊富に含有する食品の類の摂取は避ける。
(ワーファリンの効果をビタミンKが打ち消してしまう為)


■アレルギー■
クロレラはタンパク質を多く含有している為、
卵や魚のアレルギーと同様に湿疹、かゆみ等を生ずるケースが考えられる。


■下痢■
(ブルガリス種以外の)クロレラには『頑丈な』細胞壁が存在しており、
(安価な粗悪品などは特に)細胞壁を上手く除去できずに
商品として販売されているケースも考えられる。
殆どの場合は、特許を取得した細胞壁破壊技術により、
消化吸収率を高め、体内に吸収しやすい技術が施された製品ではあるが、
稀に粗悪品を服用したと思われる事に起因する
下痢などの症状が報告される事がある。
商品を選ぶ際にはそれが安価な粗悪品であるか否かについても
十分注意するべき点であると言える。



関連サイト>>健康食で長生きラボ

スポンサードリンク


当サイトはリンクフリーです。
当サイトの内容を無断で複製・転載することはご遠慮願います。
copyright (c) azu2_ All right reserved.